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　写真にあるものが機材の全てです。

　機材の接続は、下記のとおりです。注意：図中の減圧弁とミニガスアダプタの間のパッキンは、減圧弁側にネジ止めされているものです。

　まずは、樽生を冷やすですが、樽生が入るような冷蔵庫がない場合は、酒屋さんで冷やしておいてもらいましょう。コールドプレートも冷やしておくと氷の節約になります。ちなみに写真の冷蔵庫は、20度になっていますがビールを抽出するにはちょうど良い温度です。また、酒屋さんから移動する場合、樽生をゆすらないようにしましょう。泡だらけになります。

　接続前に、減圧弁の調整ハンドルを回して目盛りが”０”、ディスペンスヘッドの開閉ハンドルが、上側又は”閉”であることを確認する。

　ガスホース、ビールホースの接続をパッキン、逆流防止弁等が破損していないことを確認しながら接続します。また、ディスペンスヘッド側のガスジョイントには、ガス逆流防止弁があるので、パッキン代わりになるため、平たいゴムのパッキンは必要ありません。（接続部は手締めでしっかり締め付けて）

　サーバーコックを取り付けて、まっすぐ立てた”閉”の状態であることを確認。取り付けは、ほどほどの力で締め付けてください。強く締め付けすぎると材質の特性から外れなくなる場合があります。

　サーバーのドレインに排水用ホースを取り付けて、バケツ等で排水を受け止めます。氷が解けて、水が貯まった時にこまめに排水します。

　減圧弁にミニガスアダプタを接続します。（減圧弁に取り付けるミニガスアダプタは、30mmのレンチを使用してしっかり締め付けます）

　ミニガスボンベを接続しますが、一気に取り付けないと、ガスが漏れる場合があるので注意。一瞬音がしますが、ぴっくりしないで。

　ディスペンスヘッドを樽生に取付けますが、再度開閉ハンドルが、上側又は”閉”であることを確認してから、カチット（ストッパーにぶつかるまで）といくまでしっかり取付けます。

　サーバーの中に氷を入れます。HP-1Sの場合、板氷は微妙に入らないためロックアイスを使用します。氷はすぐにコールドプレートの山の形に溶け出します。ビールを通してから少なくとも１０分しないとビールが冷えません。コールドプレートを予め冷やしておいた場合はすぐに使用できます。

　サーバーコックは、まっすぐ立てた”閉”の状態であることを確認。ディスペンスヘッドの開閉ハンドルを、下側に倒し又は”開”にする。樽の温度に合わせて、減圧弁の調整ハンドルにより樽の温度によってガス圧を調整する。この時に、ガスホースのジョイント部位からガスが漏れていないか確認します。漏れていれば「シュー」という音がしますので、ホースを奥に差し込み漏れをなくします。

　はっきり言って、樽生の温度によって泡の量が大きく左右されます。樽生温度が24度以下であれば、比較的楽ですが、24度以上28度以下の場合は、圧力調整を上手くするこにより抽出可能です。28度以上は、泡だらけで調整がかなり困難です。（きいろい猫の経験より）

メーカー及び機材によってガス圧が違うけど、サッポロさんの瞬間冷却式の樽温度よりですが、
14度で0.19MPa(1.9kgf/cm2)　16度で0.21MPa(2.1kgf/cm2)　18度で0.23MPa(2.3kgf/cm2)
20度で0.25MPa(2.5kgf/cm2)　22度で0.27MPa(2.7kgf/cm2)　24度で0.29MPa(2.9kgf/cm2)
26度で0.31MPa(3.1kgf/cm2)　28度で0.33MPa(3.3kgf/cm2)　30度で0.35MPa(3.5kgf/cm2)　これ以上は抽出困難
とありますが、少し高すぎると思います。

一般的には夏場0.25Mpa冬場0.20Mpaと居酒屋さの空調のきいた所ようとか
樽温度÷10(キリンさん)、(樽温度-2)÷10と表面温度と内部温度を考慮したものとか色々あります。

一度高い圧力を加えてしまうとなかなか圧力が抜けないことから、(樽温度-2度)÷10でとりあえず調整して泡とビールのピリピリ感をみて調整したほうが無難かと思います。ちなみに圧力が少なすぎたり多すぎたりすると泡が多くなります。また、多すぎた場合ビールのピリピリ感が強くなります。

キリンさんいわく、樽温度が分らない場合、まず0.20Mpaに設定し、ビールホースの気泡の有無を確認し気泡があるとガス圧不足なので、気泡が消えるまで徐々にガス圧を上げる。とありますが、参考までに。

実際には、樽温度が24度以上だと調圧がだんだんと難しくなります。一番初めの写真にあるみたいに20度の冷蔵庫で冷やしておきクーラーの入った部屋で使用する場合は、樽温度÷10の0.20Mpa位でちょうどいい具合です。とにかく樽生を冷やしておくのが一番です。

　１分位まってから、サーバーコックを手前に引いてビールが出るか確認します。初めは、ビールホースの中も空気だらけで、出てくるのは泡だらけになるので、１〜２杯は捨てる覚悟で。

　うまくゆけば美味しいビールが出てきます。サーバーコックは、手前に引けばビール、後ろに押し込めば泡が出るようになっています。
つぎ方でも泡が多くなる場合があり、はじめはコップを４５度に傾けサーバーコックの注ぎ口をコップの内側にくっつけて（本当は、汚れの原因となるため少しはなしますが、商売ではないのでくっけて注ぎます。）ビールがコップの縁を流れるように注ぎ、七割方入ったらコップ立てて泡を注ぎます、ビールを落下させるように注ぐと泡だらけになります。ただし、傾けて注ぐ方法はビールメーカが推奨している方法で、本当にうまいビールの注ぎ方は、まずわジョッキはきれいに洗い（油分は大敵）、冷蔵庫で冷やすが基本。あとは、ビールをなるべく空気に触れさせない、細かい泡を作るですが、ビアホール等では色々な方法でやっており千差万別で、奥が深いです。

　減圧弁の調整ハンドルを回して目盛りを”０”、ディスペンスヘッドの開閉ハンドルを上側又は"閉"に。

　生樽からディスペンスヘッドを取り外します。（順番を間違えると、ビールシャワーになりますよ。講習会等でも必ず誰かがやらかします。）

　ディスペンスヘッド洗浄容器の上限まで水をいれて洗浄容器にディスペンスヘッドを取り付ける。
減圧弁の調整ハンドルを回して目盛りを0.2Mpaに、ディスペンスヘッドの開閉ハンドルを下側又は"開"にします。

　サーバーコックの下にバケツ等を設置しディスペンスヘッド洗浄容器の水が無くなるまでサーバーコックを前後に操作します。最後に水が勢いよく出るので注意。予測不能のためいつもびしょ濡れ状態。

　減圧弁の調整ハンドルを回して目盛りを”０”、ディスペンスヘッドの開閉ハンドルを上側又は"閉"に。

　ディスペンスヘッド洗浄容器の減圧弁を押して内部の圧力を無くしてからディスペンスヘッドをとりはずす。

　各接続の切り離します。

　ミニガスを使用してガスが残っている場合は、減圧弁のパイプ等の接続を取り外した後、調整ハンドルを最大にしてガスを放出します。急激に放出するためミニガス本体が冷えていますので低温火傷防止のため軍手又はタオル等でミニボンベをくるんでから外してください。

　ビールホースは段々と黄ばんでくるので水できれいに洗い流します。

　氷冷式サーバー本体HP-1Sは、ステンレスのため指紋等が跡になって汚れてしまいますので、コールドプレートを取り外し、内側、外側ともに乾いた雑巾等で指紋まできれいに拭き取りましょう。レンタルの場合は、あしからず。

　ヘッド部位にラップ等によりほこりが付着しないようにして保管います。

”ビールが出ない。”　もう一度、点検して。
”泡が沢山出でビールが出ない。”　移動時に樽を振り回しませんでしたか。樽は、静かに移動させましょう。樽が大きく揺れた場合は、一時間ぐらい安静にしてから。ガス圧が、きちんと樽の温度から計算した値にセットされていますか。また、樽の温度が30℃以上の場合は冷水等で30℃以下に冷やしてからにしましょう。ガスジョイント、ビールジョイントは、しっかり締まっていますか。
”ビールが冷えない。”　コールドプレートに氷がきちんと接触していますが。氷がビニール袋に入ったまま使用していませんか。水か貯まっていませんか。保冷剤等をいれる場合は、氷の上に置いて、氷が長持ちするようにします。

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　みどボンは、高圧のガスです取り扱いには十分注意して下さい。アドバイス等はいたしますので、何かありましたら掲示板への書き込みまたは、メールを下さい。
　「未成年の飲酒は法律で禁止されています。」